お役立ちメモ:配送時のフィッシュバックの使い方について。
金魚販売において配送することもあるため、今回ある実験を行いました。
お店で金魚を購入すると、フィッシュバックに酸素をプシュっと入れてもらえますが、一般家庭には高圧酸素をいれるものなんてありません。
なので私は酸素を通す袋"コルドンブリージングバック"を使っていました。
しかしこの袋、めちゃくちゃ高額な上に、柔らかい素材なので二枚重ねて使わなければ不安で仕方ない!
現在まで、梱包料として100円いただいていましたが、はっきり言ってかなりマイナスです(;ω;)
…というわけで、ある時、
普通のフィッシュバックに、"GEXおさかなぶくぶくブロック"という酸素を出すブロックを入れて配送してはどうだろうか?
という考えが浮かびました。
また、ぶくぶくブロックは「酸素を水中に溶かす」と記載されているため、
ではフィッシュバックに飼育水を満水入れて、空気のスペースは無しでも大丈夫ってことなのだろうか?
という考えも浮かびました。
これらについて、私に検索能力が無いからか、ネットから情報を見つけ出すことが出来ませんでした。
ということは、私が実験してみるしかありません。
実験内容
フィッシュバックに飼育水満水+ぶくぶくブロックを入れた状態で、金魚は1日以上健康なまま生きていられるのか?
●犠牲者…いや、協力してくれる対象金魚ちゃん
明け2歳の屋外飼育している出目金ST(全長7〜8センチ)
●対象金魚の状態
実際の配送時は前日から餌切りして、糞をあまり出さないようにしてますが、今回は餌切りしていない状態。
対象金魚ちゃんは、たくましい体格で健康体。
●フィッシュバック
Leaf Corp Mサイズ
●入れた飼育水
少し青水の混ざった飼育水、3.2リットル
●実験時間
5/19 PM12:00〜5/20 PM17:00
●天候
晴れ→曇り→時々雨
●気温
20度(+−3度)
●実験場所
日陰のある屋外
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↑ほとんど空気のスペース無く入れた飼育水。
↑最初はおさかなぶくぶくブロックから酸素の泡がたくさん出ます。そのうちこの泡が見えなくなっても、目に見えないだけでちゃんと水に酸素は溶けていると記載されていました。
↑動画を載せれないのが残念ですが、実験開始直後の金魚の様子。
↑動画を載せれないのがまたまた残念ですが、実験終了前の金魚の様子。
結論
とっても元気に、1日以上袋の中で過ごしていました╰(*´︶`*)╯♡
餌切りせず開始したので、やはり袋の中で糞をたくさんしていましたが、青水が混ざっている飼育水のおかげか、終了する頃には糞の分解がある程度されていました。
金魚は袋の中でよく動いて、体調が悪くなる様子は全くありませんでした。
念のため終了後によくよく観察してみましたが、外見上の異変も見当たりませんでした。
水量が3.2リットルと少なめな中で、しっかり空気が行き渡っていたようです。
このことから、同じような条件下では配送時にこの方法が使えることを確信しました。
ただし、真夏の暑い日は大きなフィッシュバックに切り替えて水量を増やしたり、配送に2日以上かかる場所へはブリージングバックに切り替えたりなど、臨機応変な対応が必要になります。
この実験が、誰かのお役に立ちますように。