金魚とめだか「季々」

飼育法など。

ようこそ、金魚の世界へ。

みなさんが金魚を飼うことになったきっかけは何でしょう?

 

私は、日本の美を感じる和のものが昔から好きで、和装や和風建築や和風庭園・・・そして金魚でした。

なんといっても、睡蓮鉢などの上見で見る金魚の美しいこと!

しかし"飼うキッカケ"は、やはり金魚すくいからでした。

金魚すくいで楽しんで、気軽に持ち帰って、そこから突然のスタート。

だいたいの方の金魚飼育のスタートは、ココにあるように思います。

 

ですから、私の自家繁殖の原点もそこにあるのです。

 

突然飼育が始まっても、お金をかけず簡単に手に入れることができる飼育用品で、飼育スペースや飼育労力に負担をかけず飼育をスタートし、それをキッカケにお客様に金魚の魅力を感じてもらうこと。

 

これが一番、お客様にとって気軽に「金魚飼育を始めようかな」って思える内容ではないかなと思うのです。

いろんなことに興味を持つ年頃のお子様が「金魚を飼育してみたい」と思っても、親が負担を感じるようではまず金魚を購入するに至りません。

「お金がかかるー!世話する時間ないー!どこに置くのよー!!!」

っていう、忙しい主婦の声をたくさん聞いてきました。

世間の金魚に対する本音はそこですよね。

この本音に耳を傾けない限り、一般家庭からどんどん金魚飼育が遠ざかってしまいます。

 

一般的な金魚飼育としては、「金魚は大きな水槽で、いろんな製品機器を揃えて、頻繁に水換えして、病気になった場合に備えて高い薬も揃える!」って感じかもしれません。

でも、その家庭によって出来ること出来ないことの環境が違っていて、確かに理想はそれが正しいことなのですが、高い理想を言われて、やる前からやる気を失ってしまっては意味がありません。

 

ですので、私が目指すところは

①出来るだけ、どんな環境でも耐えうる金魚を作ること。

②一般家庭、言うなればどんな家庭の子供でも育てられるよう、お手軽な金魚飼育を目指すこと。

 

私の役目として、”出来る限り、理想的環境が整わなくとも育てられる状態の金魚”を、お客様の元に送り出せたらいいなと思っています。

このような目標は、食べていかねばならない会社では現実的ではありません。当然ですね。

全国にいる、趣味で自家繁殖をしている方だけが叶えれることなのだと思います。

 

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