金魚とめだか「季々」

飼育法など。

水槽飼育:水槽で金魚を飼ってみよう。

どんぶり飼育と屋外飼育については過去に記してありますが、今回は屋内の"水槽飼育"について記したいと思います。

 

なぜ今記すのかと言いますと、水槽飼育となりますと装備を色々揃えないといけませんので、"手軽に金魚を飼いたい"初心者の方からすると、ハードルが少しあがるので抵抗があるのではないかと思っていたからです。

なので、もし金魚の魅力にはまり、あと一歩踏み込んでみたい方は、色々揃えて美しい水槽と金魚の横見スタイルも楽しんでみてください。

また、お部屋のインテリア的には、水槽飼育がやはり抜群に見栄えしますよ✨

 

まずは、水槽飼育の一番メンテナンスがしやすいセットをご紹介しますね。

 

水槽飼育に必要なもの

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①エアーポンプ(水槽裏にあるので写真には写ってません)

…空気を送る装置です。基本は水槽の水量に合わせた大きさを購入します。私はGEXイーエアーを使っています。

②スポンジフィルター

…スポンジフィルターは、通常は手でモミモミして洗うだけの掃除なので楽です。(たまにはガッツリ分解して洗うこともありますが)

私は30リットルの水槽ですが60リットル用のスポフィルを使っています。なので、それに合わせて①のエアーポンプも60リットル用です。

③エアーチューブ(スポフィルとエアーポンプを繋ぐもの)

…また、それに付随して、チューブを水槽に留める吸盤逆流防止弁や小さい金魚の場合は流量調整コックがあると便利。

④水温計

…水温変動や水温によって、餌量・給餌時間を変えたりしますので、日頃からチェックするようにします。

⑤化石珊瑚

…砂利や蠣殻を入れる方もいますが、わたしは掃除のしやすいベアタンク(砂利なし水草なし)を推奨します。しかしまったく何もないのは心配なので、化石珊瑚を少し入れてバクテリアの住処にしています。緑苔がつきだすと、水の状態も良い兆候だという目安にもなります。

以上が、絶対必要で、なおかつメンテナンスのしやすい水槽セットとなります。

以下は、条件次第で必要となるものです。

⑥照明

…夜に水換えしたり夜に金魚を観察することが多い方は、あると便利です。

⑦ヒーター

…エアコンやストーブがついているような室温変動の激しいリビングに水槽がある場合、一日で水温変動も激しく上下します。金魚は急な変化に弱いため、そういう場所に水槽がある場合はヒーターを入れてあげます。(玄関などに置く場合は不要です)

例えば、冬の室温が28度→10度といった朝昼夜で変化するような場合、ヒーターは26〜28度用のものを用意しておくと良いです。

⑧穴あき蓋

…我が家のように他にもペットがいる場合、悪戯防止に爬虫類・小動物用の蓋を別で購入すると良いです。サイズが限られていますので、その場合はそのサイズに合わせた水槽を購入されると良いです。

我が家は30センチ角の蓋に合わせて、30センチ角の水槽を購入しました。

我が家で使っているこの蓋は、ネットショップチャームオリジナルの、塩ビ穴開きフタという商品です↓↓

【楽天市場】塩ビ穴開きフタ 30cmキューブ水槽用 小動物 爬虫類 飼育 ケージ フタ 幅30×奥行き30cm水槽用 関東当日便:charm 楽天市場店

また、蓋が簡単に外されないよう、挟むタイプのGEXフタ受けホルダーを購入しました。

 

 

水換えについて

水槽をセットしたら、水作りが始まります。

最初の1週間は1〜2日ごと、次の週から3〜4日ごと、1ヶ月経つ頃から1週間ごと、という感じで水を換えていくと、1ヶ月半頃には水が出来上がります。

"水が出来上がる"とは、バクテリア等が水の中に住みついて、フンや食べかすを分解する力がつくという意味です。

なので、水が出来上がっていない最初の1ヶ月は餌も少なめ少なめを心がけて、フンをあまり出させないようにします。

水が出来上がりましたら、水温が暖かい場合は週1回水換え、冷たい場合は10日〜2週に1回というように調整します。

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水換え量について、写真を参考にしてください。

これは、30リットルの水槽で中サイズ金魚2匹に対しての目安です。

また、わたしの個人的な目安なので、参考程度に。

最終判断は、飼い主ご本人がそのときの水の状態で判断するしかありません。

 

黄色文字が、水作りしている頃の水換え量です。

毎回、半分ほど交換しておりました。

これより水量が多い水槽ならもっと水換え量は少なくて済みますし、水量が多い水槽でも金魚の数も多いなら、もっと多く水換えする必要があると思います。

 

水が出来上がったあとは、赤文字のラインで水換えを行っていました。

たまに白文字のラインまで水を換えてスッキリさせることもありました。

 

が、しかし、我が家は途中から写真の通り青水になってしまいました。

そのまま青水で飼育をする場合は、青水の緑茶色を維持しなくてはいけませんので、水換え量は"薄い緑になるくらいまで"となります。

我が家の場合は、白文字のラインあたりがベストでしたので、毎回半分以上交換しています。

また、ヒーターを入れて26度の水温にしていますので、水換えは週1回です。

 

お掃除について

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毎回の水換え時に水槽のお掃除もします。

水槽を動かして丸洗いをする方もいますが、力仕事になりますし、水槽を割ってしまう恐れも!

なので、水槽は一切動かしませんし、金魚も数が少ないなら水槽から出す必要もありません。

 

①まずは水を汲み出します。

計量カップ(1リットル用)を使って飼育水を水槽からバケツへ汲み出し、何度かバケツを持って洗面所と水槽を往復します。

②スポフィルを洗う。

最後の往復前に汲み出した飼育水をバケツに入れたところで、スポフィルをバケツに移動させ、バケツの飼育水でモミモミ洗います。

③水槽のコケ掃除をする。

スポフィルはバケツにいれたまま、メラニンスポンジやスクレーパーを使ってガラスや部品を磨きます。

スクレーパーだと固形でコケがとれるので、そのコケを金魚が食べてくれます。

ゴミが多い場合はスポイトで吸い出します。

④スポフィルを戻す。

バケツから水槽へ、スポフィルを戻します。

⑤カルキを抜いた新しいお水を入れます。

水とお湯を使って飼育水の温度に合わせます。

バケツを持って洗面所と水槽を何度か往復し、バケツごと水槽にジャーっと新しいお水を入れます。

⑥最後に熱湯消毒。

バケツ諸々、水換えとお掃除に使った用品全て60度の熱湯で洗います。(我が家はお風呂の水温設定を60度にします)

△注意△

たまにはスポフィルを分解して水道水や熱湯で洗ったり、エアーチューブを新しいものに交換したり、化石珊瑚を新しいものに交換したりと必要ですが、しっかりメンテナンスをするときは水換え量は少しに留めておきましょう。

飼育水まで大幅に新しいものに換えてしまうと、水質が変化しずきて金魚に良くありません。